「レチノールこそ、最強の美肌成分だ!!」と確信して以来、レチノールマニアの私。
濃度の高いレチノール化粧品を使ったこともありますが、辛いのがレチノール反応です。
それを乗り越えれば、生まれ変わったようなツヤツヤ肌が待っていると分かっていても、挫折しそうになったことも・・・
この記事でわかること
- レチノール反応の症状
- 赤み・皮むけ・ヒリヒリ感などの症状はいつまで続く?
- レチノール反応が辛いときの対処法
この記事のポイント!
- レチノール反応はビタミンAが不足してる肌に起こるもので、アレルギー反応や毒性反応ではない。
- 一過性のもので、ビタミンAが肌に貯蔵されるにつれて、おさまる
- 多くの場合、3週間~6週間程度でピークを迎える
- 反応が起こるようなビタミンA不足の肌にこそ、補給のために使い続けることが大切
- あまりにも症状が辛いときには、他の化粧品と混ぜて薄める・使用頻度を下げるなどの対処法で乗り切ろう
レチノールはあらゆる肌悩みの救世主。でもその分、副作用もある
レチノールクリームは、あらゆる肌悩みに効果的です。
私は、たるみと毛穴の開きが最大の悩み。40過ぎてからは、どんな化粧品を使っても効果が感じられず、悶々と悩む日々・・・
それが、レチノールクリームと出会ってからは、目を見張るような効果を感じています。
エステにも通ったことがありますが、ハッキリ言ってエステ以上!!
今さら化粧品でここまで変わるなんて思っていませんでした。
その一方で、レチノール化粧品を使う上で避けて通れないのが、レチノール反応と呼ばれる副作用です。
レチノール反応とは?どんな症状があるの?
「レチノール反応」とは?
新たに肌に入ってくるレチノール(ビタミンA)に対して、過剰に反応し、
- 乾燥
- 皮むけ
- 赤み
- 腫れ
- かゆみ(むずむずする)
- ヒリヒリ感
などの症状が出ることを「レチノール反応」と呼びます。(A反応やレチノイド反応と呼ばれることも。)
もともとの肌にビタミンAが少なかったり、年を取ってビタミンAが足りない肌が、ビタミンAを急激に吸収すると起こる反応で正常な反応です。
長い間、栄養不足で飢餓状態にあったお肌にいきなり栄養満点の食事(ビタミンA)を与えることで、お肌がビックリしてしまうんですね。
ビタミンAが不足してターンオーバーが遅れている肌に急にビタミンAを補給する事で、ターンオーバーが促進された結果、このような反応がでます。
また、ターンオーバーが速くなり皮むけが起こることで、お肌のバリア機能が低下し、外部刺激を受けやすい状態に。
その結果、赤みやかゆみ、肌のツッパリ感や乾燥の症状も出てきます。
ポイント
レチノール反応は、アレルギー反応や毒性反応ではなく、正常な生理反応であり、一過性のもの。
反応が出るということはビタミンAが不足しているということで、そんな肌にこそビタミンAを補うべき。
継続使用して、肌に充分なビタミンAが貯蔵されると、症状が出なくなります。
私が経験したレチノール反応の症状の写真
私が経験したレチノール反応の症状を写真でご紹介します。
本格的なレチノールクリームを使うのは初めてだったのに、いきなり濃度1%のクリームを使ってしまった時が一番酷かったです。
それでも、他の方のブログの写真と比較すると、私の反応は比較的軽いものだったようです。
赤み・ヒリヒリ感・痒み
写真では分かりにくいですが、首のほうがひどく出ています。
見た目も良くありませんが、何よりヒリヒリ感とかゆいのが辛かった・・・
秋から冬にかけてだったので、セーターが首に当たるとチクチクしてかゆいし、かくとヒリヒリする・・・
皮むけ
頬や口元の皮が皮がポロポロとむける。
特に口元の皮むけがひどくて、人目が気になりました・・・
ニキビ
年を取ってから全くできなくなっていたニキビが急にポツポツと・・・
10年ぶりくらいにニキビができたのでビックリしましたが、ポツポツできただけで、ひどくならずに済みました。
レチノール反応の期間は?いつまで続く?
レチノール反応が酷く出てしまうと、自分も辛いし、人目も気になります。
メイクでもなかなか隠せないので、反応が出ている間は毎日憂鬱・・・。
そこで気になるのが、レチノール反応の期間。「この状態、いつまで続くの?」ということ。
ポイント
レチノール反応が続く期間には個人差があります。
多くの場合は、使用後2、3日後から始まり、3週間~6週間でピークを迎え、徐々におさまっていくことがほとんどです。
特に最初の3週間は最もつらい時期ですが、反応が出ているということはそれだけ効果が出ているということなので、諦めずに頑張りましょう。
ちなみに私の場合、症状がおさまるまでの期間は以下のとおりでした。
- ニキビ・・・2週間程度
- 赤み・かゆみ・ヒリヒリ感・・・3、4週間。たまに思い出したようにヒリヒリ感が出る。首が特に出やすい。
- 皮むけ・・・顔全体の皮むけは3週間程度でおさまったが、口元だけは半年経過した現在でもポロポロと皮むけが起こっている。
レチノール反応は、肌にビタミンAが不足していることで出る反応なので、肌にビタミンAが十分に貯金されれば反応もおさまっていきます。
ですので、レチノール反応が出ても使用を中止せず、継続使用することがポイント!
そうは言っても、見た目も気になるレチノール反応は、辛いもの・・・
次の章では、そんな辛いレチノール反応をやわらげるコツをご紹介します。
レチノール反応が辛い・・・反応をやわらげる対処法をご紹介!
私の場合、皮むけはいまだに続いていますが、見た目が悪いだけなので何とか我慢しています・・・
一番辛かったのは、赤みとヒリヒリ感、かゆみといった症状。
肌が敏感になっているから、痒くてもかいちゃいけないんですが、寝ている間にかいてしまってさらに赤みやヒリヒリ感がひどくなる・・・という悪循環に陥ったことも・・・
皮膚科の先生に相談して、レチノール反応をやわらげる対処法を教えてもらい、自分なりにアレンジして継続使用したところ徐々に反応がおさまってきたので、ご紹介しておきますね!
レチノール反応が辛いときの対処法
- 他のコスメと混ぜて薄めて使う
- ビタミンE、ビタミンC、トラネキサム酸と合わせて使う
- 使う頻度を下げる
- 他のレチノール化粧品に変えてみる
他のコスメと混ぜて薄めて使う
レチノール反応が強く出るということは、自分の肌にとってビタミンAの濃度が高すぎるということ。
他のコスメと混ぜることで濃度を下げると、レチノール反応が出にくくなります。
手持ちの保湿クリームや美容液を混ぜて使ってみましょう。
ビタミンE、ビタミンC、トラネキサム酸と合わせて使う
ビタミンE、ビタミンC、トラネキサム酸と合わせて使うと、レチノール反応が出にくくなると言われています。
レチノール配合化粧品を選ぶ際には、一緒に配合されている成分もよく見て選ぶと良いでしょう。
ビタミンE、ビタミンC、トラネキサム酸が配合された他の化粧品と混ぜて使ってもOKです。
私は、エンビロンのACEオイルと合わせて使いました。名前のとおり、ビタミンA,C,Eが配合されたオイルで、これを数滴混ぜるだけでレチノール反応がやわらぎました。
トラネキサム酸が配合された化粧品もおすすめです。
トラネキサム酸は美白化粧品に配合されていることが多いので、手持ちの美白コスメと混ぜて使ってみてください。
使う頻度を下げる
毎日使ってレチノール反応が出てしまった場合は、使う頻度を下げてみましょう。
例えば毎日朝晩の使用が推奨されているものだったら、夜だけ、週に2、3回程度の使用にとどめ、様子を見ながら頻度を上げていくと良いです。
他のレチノール化粧品に変えてみる
「レチノール反応は、アレルギー反応ではないから継続して使用しましょう」とお伝えしました。
ですが、中にはレチノール反応と思って我慢していたけど、実際はレチノール以外の成分に反応してしまっていた・・・というケースもあります。
その場合は、他のレチノール化粧品に変えてみるのもひとつの手です。
また、あまりにも症状が強く長引く場合は早めに専門医(ビタミンAに詳しい医師が望ましい)に相談しましょう。
「これはレチノール反応だから大丈夫。我慢してればキレイになれるはず。」と思い込んでしまうのは危険です。
レチノール反応を乗り越えると・・・・
辛いレチノール反応ですが、乗り越えた後の肌は、生まれ変わったようにツヤツヤになります。
毛穴の開きやたるみに悩んでいた私ですが、レチノール反応がおさまった後の肌は自分のものとは思えないほど。
ビフォーアフター写真を載せておきますね。
↓↓↓↓ レチノール反応中は、使用前よりもトラブルが目立つ状態・・・
↓↓↓↓ レチノール反応を乗り越えた後の肌。久しぶりにツヤ玉が出現!!!
シミは改善していませんが、ダメ元で今後も頑張ります!!
まとめ
レチノール反応は、ビタミンAが不足してる肌に起こるもので、アレルギー反応や毒性反応ではありません。
よって、反応が起こるようなビタミンA不足の肌にこそ、補給のために使い続けることが大切です。
ですが、あまりにも症状が辛いときには、今回ご紹介した対処法を試してみてください。
私自身、レチノール1%の化粧品を使っているときにかなり辛かったのですが、他のクリームやオイルと混ぜて使うことで乗り越えることができました。
レチノール反応を乗り越えた後の肌は、生まれ変わったようにツヤツヤ・・・
辛さを少しでもやわらげる工夫をしながら、継続使用してみてくださいね。
あまりにも症状が酷く長引く場合は、皮膚科を受診して相談しましょう。